Lightning network
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ブロックチェーンの外で取引を行うオフチェーン取引によってビットコインの送金速度の向上や少額決済(マイクロペイメント)に対応した安価な送金手数料を実現するために考案された送金方法
そして2021年、Bitcoinerの中でもかなり詳しい人の間で話題になっていたBitcoin L3 スマートコントラクトプラットフォームのRGBがローンチしました。
Ethereumとの違いとしては、送金のためかどうか
ビットコインがチューリング完全性を備えていない理由は、ビットコインは通貨として利用されることを目的としてSatoshi Nakamotoにより考案されているため、通貨としての利用に関係する処理だけを行うことができればよいからです。 Lightning Networkはペイメントチャネルのネットワーク上で高度な合意をすることで、送金を一瞬(文字通り)で手数料がほとんどかからない仕組みにしています。
HTLCの更新はオフチェーンで行われ、途中の過程はオンチェーンに乗らない
XからAに送金したいとき、経路が(X→Y→Z→A)とすると、
1. 「情報iを教えたら最終受取人AはZから1BTCを受け取れる」という合意をする。(つまり後に1BTC払ったときZはここで初めてiを知る)
2. 同じく「情報iを教えたらZはYから1BTCを受け取れる」合意をする。
3. 同じく「情報iを教えたらYはXから1BTCを受け取れる」合意をする。
ここでいう「送金」は全てペイメントチャネル、つまりはオフチェーンでの数字のアップデートで済まされるため、ブロックチェーンは使いません。
このように、自分に関わる売掛金と買掛金のデジタルな契約書を自分で持っておくことにより、あとはオフラインになった時に昔のアップデート前の契約書で精算しようとする変な奴が自分の関わってる範囲にいなければ、プライバシーのある資産を低い手数料で扱えることになるのです。
これはより現実の世界での金融活動に近いように思えます。「本当に変な悪い奴に絡まれなければ、平和に暮らせる。そして、絡まれても適切に訴えれば、面倒ですが解決はできます。絡まれて放置してると面倒なことになりますが、それは運が悪かったですね。自分の契約書は自分で保管しましょう。」というスタンスです。